指輪の話。
去年のクリスマスプレゼントで指輪をもらった。
とはいえペアリングでも華奢な指輪でもなく私がほしいと前々から言っていたおしゃれリングだ。
ちなみにこちら。Q-pot.のメルトリング。
寒くて屋内に入りたがっている私のご機嫌を取りながらイルミネーションの綺麗なところまで連れて行った。私の要望が通らないということはなにかサプライズしたいのだろうと気づいた。
けど指輪だとは思わなかった。
しかもこのメルトリング、学生の私には気軽に買えないお値段である。
それに、かわいいのかたまりであるQ-pot.に男の子が1人で行ってくれたという事実がとてつもなく嬉しかった。
ただの指輪じゃなくて頑張り賞付きの指輪になった。
ただ彼は私の指輪のサイズを知らなかった。
だから予想で選んできたらしい。
結論から言うと、人さし指か中指用にほしいなと思っていた私の夢は叶わなかった。
私の指が太すぎた。
まさかの薬指にぴったりサイズだった。
この話を友人にしたところ
“それは彼氏が策士すぎる”
と言われたが偶然の賜物でしかないと思う。
それかナチュラル策士。
これだった場合わりとたちが悪い。
ずっと向こうが意図しない罠にはまるなんてまっぴらごめんだ。
せめて意図した罠にはまりたい。
そんなこんなでおしゃれリングを毎日薬指につけている不思議ちゃんになってしまった。
薬指にするなら華奢な指輪が良かったなんてわがまま言わないよ…?